一条通@百鬼夜行

展示物


百鬼夜行というものをご存知だろうか?
これは深夜に鬼や妖怪が集まって行進するというもので
キツネが化けたものや
付喪神といって古道具が100年目に化けた妖怪(化け草履とか)など
様々な奇異怪々、魑魅魍魎が集まってくる。
   
今日は妖怪ストリートとして一つの観光スポット化を目指している一条通で
百鬼夜行仮装行列があると聞き、行ってみた。
一条通の大将軍商店街は僕の家のすぐ近くなのだ。
大将軍の祭りに合わせて行うということなので、
まずは大将軍神社へ。
規模は小さいが、夜店も立ち並び、なかなかの活気がある。
   
そして妖怪ストリートをうろうろ。
妖怪ショップという文字を見て入ってみたが、
ほとんどが境港のお土産でちょっとガッカリ。
他の店も特に妖怪をガッツリ扱っているわけではなく、意気消沈。
辛口な評価かもしれないが、こんなことではダメだ。
  
この通りには『妖怪ラーメン』なるものを出すお店がある。
僕も以前食べたことがあるが、
どす黒いスープに紫の麺、目玉のピータンに、真っ赤な唐辛子
…と実におどろおどろしいラーメンである。
正直味の方は…………なのだが、試みとしては素晴らしいと思う。
   
妖怪ストリートとして定着、発展させていくなら
他の店も色んなことを試してみるべきだ。
  
さて、肝心の妖怪行列だが、
白い幽霊の女の子たちや、小豆洗い、ぬらりひょんなんかもいて
個々の仮装は結構面白かった。
ただいかんせん行列に活気がない。
妖怪、幽霊なんだから〝活気〟なんてのもおかしな話だが
それならばもっと暗く、恐ろしいといったテイストでやればいい。
中途半端に太鼓を叩いたりするのであれば
もっともっと楽しそうに賑やかにやって欲しかった。
百鬼夜行ってのはある意味妖怪のお祭りなんだから。。
  
…とまぁ、言いたい放題書き散らしてみたが
これもまた期待の裏返しということで。
来年もし行けるならまた行きたいと思います。